ハナレグミ-深呼吸
SUPER BUTTER DOGのヴォーカルだった永積タカシのソロユニット ハナレグミ 「深呼吸」。映画「海よりもまだ深く」の主題歌となっています。久々にハナレグミの曲が心に響きました。感想などはラジオで収録していますのでお聞きください。




ハナレグミの魅力といえば、永積タカシの声。個人的に日本のヴォーカリストNo.1をあげろと言われれば、女性なら手嶌葵、男性なら永積タカシと答えます。その声はとても優しく楽器がなくともその声だけに魅了されるほどです。

今回の深呼吸はそんな優しい声が語りかけ、そこにそっと寄り添うようなアコースティックギターサウンドが流れてきます。そして出だしの一節だけで心がキューっとなってしまうのです。
「夢みた未来ってどんなだっけな さよなら 昨日のぼくよ」
この言葉が夢にむかって走ってきたが、それが叶わなくともなんとか生きている自分への語りかけのように思えた瞬間、すでにこの曲に取り込まれていました。

そんな雰囲気が 映画「海よりもまだ深く」の予告編を含んだミュージックビデオからも感じ取ることができ この映画も見てみたいところです。




何かを成し遂げなければいけない とか 成功したい とか そうじゃなければ生きてる意味がない とか

そんな風に考えている時期が自分にもあり、いろいろチャレンジしては何も成し遂げられず今に至っているわけですが、それでもまだ生きている。上手く行かないことが続くとなんにもやる気がおきなくなるんですが、この歌の最後の一節はそんな気持ちを優しく包んで後押ししてくれています。
夢みた未来ってどんなだっけな? hello again 明日のぼくよ
手放すことはできないから あと一歩だけまえに あと一歩だけまえに もう一歩だけまえに
歌詞にするとよくあるいつもの歌じゃないかと思いますが、永積タカシの声だと説得力が違います。歌詞の中には 君 という言葉が何度かでてきます。
瞳を閉じて呼んでみる いつかの君に逢える
誰かがぼくを呼んだような 振り向くけど君はいない
ぼくがぼくを信じれない時も 君だけはぼくのこと 信じてくれていた
勝手な解釈ですが、この 君 というのは、おそらく自分のことだと思うのです。自分に対して問いかけ「自分を信じて頑張れ!」というメッセージが含まれているのではないかと。

行き詰まっているとき、心がトゲトゲしているとき、誰にも優しくできないとき、人生に疲れてしまったとき ハナレグミの「深呼吸」で息を深くすってはいて

そして 明日のぼく と生きていこう。