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 映画「テルマエ・ロマエ」を見てきました。

 原作は読んだことありません。ま、僕はいつも原作読まずに映画だけ見るタイプなんです!古代ローマの設計技師ルシウス(阿部 寛)が現代日本にワープし様々な技術を持ち帰るという話です。

 感想としては、予告編見た期待感ほどの面白さはなかったなあと…。

 まず、阿部 寛が古代ローマから現代日本にタイムスリップする演出が雑じゃね?ってことなんですよね。映画を通して何度もタイムスリップするので後半になると見慣れてくるんですが一番最初のは「え?」って感じでタイムスリップ中には何故かオペラ歌手が歌うという必要ないんじゃない?というシーンもあったり…。

 次はキャスト。ローマ人の設定ということで、顔の濃い役者さんを選んだと思うんですよ。阿部 寛なんかは顔も濃いし体もガッチリしているので、ピッタリだと思います。その他にも、北村一輝 、宍戸 開というラインナップもいいと思います。ただ、市村正親さんは顔は濃いんだけど体が…。風呂のシーンなどでは体のラインが阿部 寛などに比べるとちょっと貧弱。しかも役としてはキング!王様なんですよね。もうちょっとガッシリした方を持ってきたほうがいいんじゃないかと…。

 そんでもってワープ先の日本人を“平たい顔族”という絶妙なネーミングで呼ぶんですが、その“平たい顔族”をもっと使って欲しかったなと思うのです。特に最初の銭湯に出てくる爺さんのキャラは最高ですよ!「お前酔っ払いか!」ってぐらい顔が赤く、しゃべりが若干何言ってるか分からねえ!ってのが面白い。族長かと言われた爺さんも、もっと使って欲しかった。“平たい顔族”恐るべし!ってシーンがもっと欲しい!

 最後に、上戸彩。まあ、正直、上戸彩の役いらない。これはライアーゲームの芦田愛菜ぐらいいらない。ここがなければ先ほど言った“平たい顔族”のシーンがもっと入れられたんじゃないかと思うのです。

 しかし、しかしだ、男子諸君!上戸彩がいなければ、この映画でフォー!ってなることはないんだよ。一番最初の銭湯に阿部 寛がやってきて女風呂で倒れてしまうと、すかさず上戸彩がスケッチを始めるこのワンシーン。上戸彩のバストラインがものすごいことになっているではないか!これを“たわわ”といわずして何を“たわわ”というのだ男子諸君!あの一瞬に上戸彩の価値がある。まさしくフォー!なのだよ。

 その後は売れない漫画家志望であるにもかかわらず小奇麗な格好で登場してしまうので、あの銭湯のちょっとだらしない格好の魅力が全くない…。なんらかの制約が上戸彩には付きまとうのではないか?この映画を見てそう思った。残念だ…残念である。もはや上戸彩は「THE 清純派」という王道を吉永小百合の後継者として歩き始めた。結婚し、もはやセレブの領域に行ってしまう彼女が清純派から脱することはもうないのである。おめでとう上戸彩…。

 でも、娯楽としては楽しめるので皆さん映画館に行こう!Ciao!






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