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先日、東京の友人が宮崎に遊びにきてくれました。そこでいろいろな観光地がありますが風光明媚で人気があって他県にも引けを取らない所!と考えた所、高千穂が候補にあがり向かうことに。3連休の中日で観光客は僕らの予想を超えるほどの混雑、高千穂神社から遠く離れた臨時駐車場にとめてシャトルバスで移動しなければなりませんでした。(シャトルバスのるのに1回100円取るのかよ!って驚いたのはここだけの話…)

高千穂峡についてみると、そこは人の山。「天空の城ラピュタ」のムスカならこう言ったことでしょう。「見ろ、人がゴミのようだ!」と。

要約すると、風光明媚なはずの観光地は人があふれることによって風光明媚でもなんでもないってことです。高千穂峡ってのは真名井の滝の音を聞きながら自然にできた岩の造形美を楽しんだりするものですが、人やバス、バイク、車であふれてしまうとそういう音を楽しむということはない。天の安河原も「この石はどうやって積んでいるんだろうね?」なんて多少のミステリー感があるからパワースポットと呼ばれるわけですが、観光客が石を積んでる姿を見ればミステリー感なんてものは存在しないわけです。

そこで思ったのは観光で風景を楽しむのはオプションにしておいた方がいいなということです。まあ、こういうこというと地元の人には歓迎されないでしょう。風光明媚な景色がある場所に人が直接行くような仕掛けではなく、田舎でも都市部に人が入ってくるような仕掛けが必要だと思うのです。それがズバリ、グルメなんです。

食というのも旅の楽しみの一つ。そして現地で食べるという場所とセットで売れる思い出です。「あそこで食べた、○○が本当においしかった、また行きたいよね!」ってね。ヒットグルメを生めばサブ的にはお土産物としても売れるし、物産展の参加などいろいろなところに顔を出せるので収益も上がるのではないでしょうか。B1グルメブームもありますし、各地に2〜3種類のご当地グルメが誕生すれば、そのグルメに風景が綺麗な観光地を一カ所プラスするだけでも観光としては成立するのかなとも考えたり。旅の目的は人それぞれではありますが、何処に人を呼んで、どの景色を守るのか。これって結構、大事なんだなと実感しました。

正直、今回のように人があふれているような高千穂には二度と行きたくないなと思ってしまったことが本当に残念だった。

高千穂にあったはずの雰囲気を感じることができなかった。

「また、行きたい」

って思ってもらうのが本当の観光ってやつだよね?

ちなみに東京から来た友人との旅の様子はブログにまとめています!
http://torimind.doorblog.jp/archives/976389.html






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